2021年2月15日
どちらのドーナツが気になりますか?
(離乳食でお悩みのママのために、ブログ再投稿です。)
画像は、神奈川県立こども医療センター偏食外来のパンフレットの挿絵です。
パンフレットにはこう書かれています。
どちらのドーナツが気になりますか?
大抵の方は右のわのかけているドーナツが気になります。
ダメなところ、不十分なところに目がつき易いのは当たり前のことです。
でも……ちゃんと見てあげてください。
欠けている部分があっても、足りている部分がたくさんあることを。
欠けている部分は「伸びしろ」
もっとよくなるための「余白」です。
お子さんの出来ていることに着目すると
今まで見えていた景色と違う景色がきっと見えてきます。
とあります。
順調に育ってほしい
健康に育ってほしい
と願うのは、親として当然。
だからこそ
できていないところ
に目がいってしまいますよね。
発育や発達で不十分なところだけではなく、
離乳食に関しても、
食べてくれなかったと
残したことばかりに目がいってしまいませんか?
実は私もそうでした。
私には3歳の娘がいます。
なかなか離乳食が進まず、本に書いてある量の1/3食べれば良い方で、
2~3口食べて終わりのこともしばしば。
なんとか食べさせようと
あの手この手で、いろんなことを試しました。
それでも娘の食べる量は変わらず、
一生懸命作っては流しに捨てるたび、気持ちがどんどん落ちていきました。
先輩ママに相談しても、
「そのうち食べるようになるよ」と言われ、
「そのうちっていつ?今困っているのに!」
と思いました。
追い打ちをかけるように姑からは、
「美味しいものを食べさせていないからよ。可愛そうに」
と言われ、
私の心は完全に折れました。
それから、
離乳食の講座に行ったり、
本を読んだりして
たくさん勉強しました。
そして私は
頑張ることをやめる
という結論に行きつきました。
結局のところ、
どんなに私が頑張って作っても、
娘の食べる量をコントロールすることはできないんです。
だって、
娘が食べる量は娘が決めるものだから。
食べたいものも同じで、
何を食べるかは娘が決めるもの。
親としてできることは、
子どもの食べる力を育むための環境づくり、
子どもの発達段階に合わせた食材を出すこと
なんだと気づきました。
この具体的な方法をお伝えし、
一人でも多くのママを離乳食の悩みから救いたい!
家族で楽しく食卓を囲んでほしい!
という思いで、
助産師mikanと、保育士nico☆が「肩の力が抜ける?離乳食講座」をお届けしています。
オンライン初開催の様子はこちらからご覧いただけます。
これまで多くの方にご参加いただき、ご感想もたくさんいただいております。
ありがとうございます!
お食事の時間が少しでも楽で楽しくなりますように。
ちなみに、
4歳になった娘は、
今でもかなりの偏食で
ミニトマトだけ、枝豆だけ、チーズだけ、おにぎりだけ、食パンだけの食事になることもよくあります(笑)
1食でバランスよく食べられなくても、1週間で考えた時にバランスよく食べられていればOKくらいのゆるい気持ちでいた方がお互い楽だな~と思っています。
投稿者:助産師mikan