5歳の息子の初デートに行って来ました。

 

彼が恋をしたのは4歳、年中さん時代。

 

一途な彼は、彼女の6歳の誕生日にラブレターを書いてデートを申し込み、

 

コロナ禍と酷暑を乗り越えて、ようやくデートに漕ぎ着けました。

 

一目惚れから実に二年越しのデートです。

 

 

デートから帰宅し、私は自然と息子に
「初めてのデートおめでとう」

と声を掛けました。

 

「ありがとう」

 

その時の彼の表情が胸を打ちました。

 

達成感なのか感動なのか、実に満足げな、とても良い顔を見せてくれました。

 

 

ママになると、子どもを通して友人が増えます。

いわゆる“ママ友”です。

 

ママとして出会い、ママの立場を越えて私として馬が合い友人になる方や、

 

子ども同志が仲良しになり、ママやご家族ともお付き合いするようになったり。

 

いずれにせよ“ママ友”は、私にとって大切な存在です。

 

 

3歳の娘のおかげで出会えたママ友さんは、干支が私と同じ。つまり一回り年下さん。
そんな若い方とも友人になれるなんて、私は超ラッキー。

 

 

ママに成り立ての頃、「ママ友を作ろう」と頑張ってしまい、その気負いのせいか自分でも何か変で、うまく行きませんでした。

 

ここ、ふれあい子育てサロンスイミーに出会って、自分を取り戻せてからは、頑張らなくても自然に友人ができました。

 

 

これってもしかして“ママ友”じゃん。
気づけば私にはたくさんのママ友ができました。

 

私の話を聞いてくれる。それだけでどれほど救われてきたか。

 

 

最近お会いしてないわと思っていると、初台のオペラシティで遭遇したり。
いつだったか、渋谷区指定の乳がん検診の病院でバッタリとかもあります。

 

 

頻繁にお会いすることがなかなか叶わなくても、その方がご近所に住んでいて、私と同じように子育てをしていると思えば、よし困った時は連絡できる、と“ママ友”が心の拠り所になります。

 

 

そういう思いが、私に“孤育て”をさせない環境に繋がり、このコミュニティで安心して生活できる基盤になっている感じです。

 

 

そして、息子の初デートです。

 

我が家では、息子には今日の予定を予めは伝えません。
確実に実行できる見込みが立ってから、息子に今日どこで何をするかを伝えています。

 

初デートは浴衣で花火と既に決めてありました。

 

決行当日、花火を買いに行く段階でようやく彼に伝えました。

 

息子はドキリドキドキ

 

「緊張してきたなぁ」と浴衣に着替えながら、彼は一番お気に入りのジュラシックパークのキャップを被りました。

 

浴衣にそのキャップはまるで合っていませんでしたが、そうやって彼自身が気持ちを落ち着かせようとしている姿が面白かったです。

 

 

バスで最寄駅まで移動し、電車に乗り、美登利寿司で夕食をとるまでずっと、キャップを被っていました。

 

世田谷区は何カ所か、花火OK.の公園があり、家族や若者で賑わっていました。

 

 

まだまだ暑い夜でした。

汗だくの息子は私の心配を余所に、浴衣ヤダぁ脱ぐゥとも言い出さず、きっちり彼なりの言葉で“告白”もして、存分にデートを楽しみました。

 

 

やっと女の子のお友達と外出できるよになったなぁ、と私はしみじみしました。

 

 

息子は、

パーソナルスペースが狭い

声がデカい

落ち着きが無い

の三拍子。

 

4歳になるまで、私の視界の範囲にはおらず、外食では座っていられなかったので、なかなかお友達と出かける勇気が、私にありませんでした。

 

 

その彼が育ちました。

 

 

彼は恋をしました。

 

正真正銘の“初恋”

 

 

オギャーと生まれて、たったの4年で恋に落ちるなんて。

 

 

人間って

素晴らしい

2020年8月31日ふみっ記

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