ギフテッドだと思っていた息子が、2点を持ち帰ったので、思わず笑ってしまいました。

 

人間は強いショックを受けると笑うんですね。

 

 


ひらがなカタカナ足し算ABCを一先ず置いといたせいで、とうとう「2点」のテストを持って帰って来ました。

 

というのの続きを書きます。


 

 

夫に2点を見せたら、顔面蒼白。

 

かわいそうに…彼もまた私と同じように、息子をギフテッドだと信じていたわけです。

 

 

 

そうでもなかった息子ちゃんを、

じゃあこの先どうしたらいいかしら。

 

 

我が家はこの夏も遊び倒しました。

 

 

 

うちの息子を、以下“のび助“と書きます。

 

のび助は、宿題『夏休みドリル』を一気に片付けるタイプです。

 

毎日ドリルを数ページずつ勉強する、とか

 

「学年x10分+10分」が家庭学習時間の目安、

 

などという日本の常識は通用しません。

 

 

というか、のび助には
まだ知らないことの方が多いのです。

 

なぜ勉強をするのか
なぜテストがあるのか
なぜ夏のお休みにドリルがあるのか

 

 

宿題を早々に終わらせて、とことん夏を満喫したものだから

 

夏休み明けのテストで、見事なまでに漢字を忘れていました。

 

 

2点を囲む人々。

のび助、私、夫の三角形。

 

 

助「黄色が書けない」
  悔しくてむせび泣く、のび助。

 

私「黄色など書けぬとも生きていけるよ、

  助ちゃんドンマイ!」

 

夫「黄の漢字を10回書きなさい!!!」

 

半笑いの私と、真剣な夫。

 

黄色一つに夫婦の意見が割れました。

 

 

 

ここでちょっと、夫婦について補足します。

 

私は勉強が好きな子どもでした。
田舎だったので他にやることもなく、グレてしまって村から出られなくなったお兄さんお姉さんを見ていたので、勉強は唯一の村脱出手段なのかな、と子どもながらに感じていました。

 

義務教育期間は恩師に恵まれ、
勉強は解けば答えが出るので楽しかったです。

 

右手中指にあるペンだこが証です。

 

ところが、大学受験を機に勉強人生閉幕。

 

燃え尽きたのと、
「上京」という目標が達成されたので
19歳くらいから43歳の今に至るまで
勉強をしていません。恥ずべきことです。

 

 

 

一方で夫は、子供の頃に勉強をしていません。断言できます。

 

ですが、そのことを彼はものすごく後悔していて、おじさんになった今こそ好んで勉強しています。

 

 

そんな真逆の夫婦_

 

のび助の勉強について、今まさに意見が割れています。

 

 

毎晩8時、子供部屋で討論会やってます。
インスタライブで配信しよカナ。

 

 

区立の小学2年生の、のび助。
毎日出る宿題は、たったの1つです。
国語の教科書を読む、という「音読」のみ。

 

1年生の担任が息子には大当たりの先生で、小学校生活最初の指導が良くって、のび助は音読が大好きです。

 

だから彼にとって毎日の宿題は、ちょろい。

 

我が家は公文やZ会などの、お勉強系の習い事をさせていません。

 

のび助の勉強は、渋谷区立小学校にすべてお任せしています。

 

つまり私は、彼自身にお任せしています。

 

だから私の口からは「勉強しなさい」の台詞は出て来ません。

 

もし私が言って、勉強が嫌いになったら嫌だなぁと、弱腰でもあります。

 

正直に申しますと、勉強が嫌いな子の気持ちが分からないのです。

 

勉強を好きになってほしい、とは心底思っています。

 

 

だから彼が黄色で泣いた時に、

 

このままずーっと「黄色」が書けなくっても
いつか、何か、例えばサ、黄さんっていうお友達ができたらサ、その時に書ければイーんじゃないかい!?

 

程度の私。

 

 

真逆の夫は、勉強の大事さが分からない幼い今こそ親が後押しの手助けをするべきなんじゃないか、と。。。

 

 

夫婦の意見は平行線で、たぶんどっちも極端で、それぞれの正義があって、なかなか答えが出なくって。

 

のび助を愛してる、てとこは一致しています。

 

 

 

夫には私の考えを伝えました。

 

可愛いからこそ苦労をさせたい、たっくさん失敗させたい。

 

漢字が分からないまま、放ってみませんか。

 

今は音読の宿題が好きだから、そこを伸ばしませんか。

 

いつか、読みたいと思った本の漢字が読めなかった時に、彼は初めて気づくでしょう。

 

黄色が書けなくても、好きな恐竜って漢字から練習したっていいんじゃないですか。

 

 

とりあえず伝えたところ。まで。

 

 

夫がのび助の宿題を見てやっています。

 

その指導方法に、私は口出ししたくなっちゃう

 

「あ〜それじゃ漢字は覚えないよぅ」
「あ〜完全に勉強嫌がってるよぉ」

 

と。

 

夕飯の食器を洗いながら、お耳ダンボで子供部屋の様子をうかがっています。

 

 

 

黄色って書けた方が良いですか?

 

勉強を焦った方が良いですか?

 

 

 

私は私の答えを既に持っています。

でもそれが、のび助の答えではない。
だから、そこんとこで悩みます。

 

 

言葉も遅かったし
お友達との距離感をつかむのも遅かったし
自転車も遅かったし

 

 

でも、その時々が彼のタイミングでした。

 

彼の心と体ができるようになる、彼のスイッチが入るのを待ってみたいのです。

 

自分で自分のスイッチを入れた時の彼が、最高に素敵です。

 

私ギフテッド産んだわ〜

と調子に乗ってしまいます。

 

 

と、ざんざん夫婦で“のび助討論会“を開いている横で

 

年長さんの娘は、ピアノの曲を耳コピしたり、水彩画に挑戦したり、オリジナル絵本を作ったり、勝手にすくすくと天才になってってます。

 

二番目らしい、二番目っ子の娘さん。

 

 

 

ほんとこれ、どんな風に育つんだろう。

 

親ってどこまで影響するんだろう。

 

 

 

私は私の人生経験しかないから、できることがどうしたって限られている気がしてなりません。

 

彼の宇宙は、私のより広いと思うんだけどな〜

 

私は私にできることを、深堀りしてけばいいのかな〜

 

 

 

ぶつぶつと
最後はまとまりませんでした

 

このブログ、お〜しまいっ。

 

 

 

 

 

 

 

2022年9月14日ふみっ記

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