子育ての“現場”で、よくそう思うようになった。私の現場は保育園、習い事、ママ友たち。子どものおかげで、たくさんの出会いがあった。

 

我が子が世界の中心だった0-1歳時期には見えていなかった世界が急にキラキラしてきた。

 

子どもと先生の信頼関係とか、園や習い事でのお友達関係、息子の世界はキラキラしている。

 

彼が幸せそうで何より。

写真は、彼がお友達と交換してきたお菓子の山。

 

お菓子は10個あるから、

「どうぞ」
「ありがとう」

をたぶん10回やったんだと思う。

 

息子の手を包みながら、
「あ、り、が、とー」
口を大きく開けて発音を教えていたあの頃が懐かしい。

 

そう言えば彼は、私が教えていない「ありがとう」って文字も書ける。

 

言葉は後からでもついてくるんだなぁと思った。お菓子の方が優先順位は上なんじゃなかろうか。こんなにお菓子もらったなら、彼は幸せだろう。

 

そら「ありがとう」も10回言うだろう。

 

私は言葉が好きで、言語って面白いなぁと思うけれど、それって人間に興味があるからなんだと分かった。

 

保育園で「自分の気持ちを言葉にする」ことをされている。初めは苦手だった子どもが、だんだん言えるようになってきたそうだ。

 

何と素晴らしい!

渋谷区の教育レベル高し!

 

自分の気持ちを言葉にできれば、だんだんじわ〜っと自分で考える人になれそう。

 

渋谷区の小学校が掲げていること
「自分で考える」に繋がっていく。

 

彼は人間を練習していくんだなぁ

 

 


【お菓子キラキラ小話】

 

息子はスポーツの習い事に週一通っている。

練習の後は自然とお菓子の交換会。

彼はだいたい歌舞伎揚げ担当。

ある日もう一人歌舞伎揚げのお友達がいた。

 

二人は歌舞伎揚げと歌舞伎揚げを交換した。

「どうぞ」

「ありがとう」


 

2021年3月6日ふみっ記

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