これは485日後に引っ越しをする家族の実話である_
This story based on a true story.
4人家族構成員
マミィ(40代)
ダディ(50代)
アニィ(小学1年生の兄)
イモゥ(年中さんの妹)
エピソード1.
SYC.
どこに引っ越すか_
そりゃ渋谷区でしょ。
だってマミィは渋谷が大好き。
渋谷に住みたくて二度も上京を果たした九州生まれの彼女。
「生まれた土地は選べずとも、暮らす土地は選びたい」
彼女にしっくり来たのは、Shiuya Cityだった。マミィにとって渋谷はNYC.
代々木公園をセントラルパークと呼んでいる。
マンハッタンにも合衆国にも行ったことはないけれど、彼女はニューヨークに住んでいる。と思っている。思うのは自由。
引っ越しをするということは
・アニィの小学校問題
・ダディの職場問題
・マミィの気持ちの問題
が重大案件。
ここで夫妻の物件の好みを説明する。
ダディの条件
・広い
・新しい
・戸建てもあり
・閑静
マミィの条件
・マンション
・2階以上4階未満
・家賃に上限あり
・渋谷区内
まぁ違う。二人はまったく価値観が違う。
そこで夫妻は話し合った。
引っ越しに際し、何を優先し何を譲るか。
結論「小学校を優先し、広さは後回し」
もしも、この答えが揺らいだ時はどうするか。さらに夫妻は話し合った。
対処法「小学校の校歌斉唱」
アニィはコロナ禍入学で合唱自粛にも関わらず、早々に校歌を覚え、クラスのみんなの前で発表したことを褒められた。
それは、小学生の親になれた夫妻が最初に嬉しかった出来事だった。
あの歌を口ずさめば、きっと渋谷区と言えども、どこかしらに住まいが見つかるはず。
そう信じて_
さあ果たして、485日後に彼らは渋谷(SYC.)に住んでいるのか。
この話が誰の何のためになるのか。
実録485日の初日は
校歌斉唱する家族のシーンで
完
2021年11月29日ふみっ記