これは485日後に引っ越しをする家族の実話である_

This story based on a true story.

 

4人家族構成員
マミィ(40代)

ダディ(50代)
アニィ(小学1年生の兄)
イモゥ(年中さんの妹)


 

エピソード5.
お誕生日おめでとう

 


 

 

 

4人家族は年に1度だけ千葉県浦安市にある“夢と魔法の王国”へ行く。

 

その日は、イモゥのお誕生日。

東京ディズニーランド(以下、TDL)は、彼女が4才の時から始まった家族の習慣。

 

夫妻はイモゥの誕プレを、体験や思い出といった、形には残らないけれど記憶には残るものにする、と決めた。

 

これはアニィの対極をなす。

 

アニィの履歴

(年齢)お誕生日プレゼント

(1)風邪でskip

(2)風邪でskip

(3)コストコのカーズおもちゃセット

(4)ウッディーとバズライトイヤー

(5)『きせつの図鑑』ほか3冊

(6)アニア恐竜バトルキングダム

(7)恐竜ヴェロキラプトルのリモコンで歩くロボット

 

 

マミィ、アニィを振り返り仮説を立てた。

 

誕生日プレゼントを“物“にするのは、年長さんからでも良かったんじゃないか説。

 

 

アニィは過去7回の誕生日をどう認識してきただろう。

 

(1) ハテナ100%。人生で初めてキャンドルが吹き消されるのを見た、泣いた、以上。

 

(2)いつもと違う感じがする。お誕生日の歌に合わせて手拍子するのが楽しかった。

 

(3)ご飯よりも先にケーキを食べるのを許されてハッピー。さらに、チョコレートまで許されてサイコー。

 

(4)普段より高そうなおもちゃを両親がくれた。「嬉しくて当然だろう」みたいな顔をされ、リアクションを試された。

 

(5)お誕生日はお誕生日。ピザパーティ、電気消してケーキを運ぶ、歌う、make a wishでキャンドルを消す、将来の夢インタビュー、夜ご飯を家族みんなで楽しむ。スタンダード。

 

(6)事前に欲しい物をリクエストしておいて、当日はハッピーMAX。

 

(7)やっと何月生まれか認識できた。来年には何日生まれかを覚えられるはず。

 

 

こんなアニィだから。

イモゥも当初は迷走していた。

 

イモゥの履歴

(1)コストコのおままごと食材セット

(2)お洋服

(3)お洋服

(4)TDL

(5)TDL

 

マミィは兄妹をリサイクるんで育てていた。

だいたい5年間くらい。

 

せっかくの女子だからと、お誕生日に可愛い保育園着(普段着)を購入した。

 

でも、プレゼントという特別感がなく、あまりに実用的で何かが違う、と思ったマミィ。

 

アニィの仮説から冒頭の答え「記憶のプレゼント」を導き出した。

 

イモゥ4才からTDLに決定。

 

ちょうどその頃、アニィ6才は欲しい物を言えるようになっていた。

 

夫妻はもうお誕生日を迷走しない。

 

アニィには欲しい物を、

イモゥには思い出を。

 

4才と6才で家族のお誕生日フォーマットができた。

 

 

 

そもそもマミィは思っている。

 

 

またこの1年間も生きてくれてありがとう。

マミィをママにしてくれてありがとう。

また1才ママ年齢を重ねた私もおめでとう。

 

 

それだけで充分。

 

 

 

 

 

 

 

 

【次回予告】

エピソード6.

TDLの過ごし方、お気に入りアトラクション、グリーティング相手、コロナ禍TLD、をおとどけします。

2021年12月8日ふみっ記

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