娘の成長を喜び、個性を見出し、分かったり分からなかったりしながら育てている。
今日も今日とて、また娘とトラブってしもうた。まぁ大変、さぁどうしよう。
今回もmikanブログ「娘とのコミュニケーション」に助けられた。
助産師mikan先生のお嬢さんと、うちの娘は同い年だから、どうしても先生の子育てを真似したくなる。
うちの愛娘を「といちゃん」と書く。
といちゃんは毎日、ママから100万回「かわいい」と言われて育っている。
5歳の今、ママに怒られた回数は片手くらいの数。
これは、ママが怒らない人なんじゃない。
ママの叱り方が定まっていないから。
ママは怒るのが下手。
しかし、といちゃんはちゃんと成長していて、ちゃんとママと喧嘩しながらスクスク育っている。
ママの今の悩みは。この、といちゃんの癇癪です。
ママとパパは、といちゃんの癇癪が大の苦手です。
といちゃんが怒ると、メラメラと といちゃんの背中に燃え盛る炎が見える。
この火を今すぐにでも消したいママとパパ。
夫婦で幾度となく鎮火作業について作戦会議を重ねてきたが、答えは出ない。
怒ったといちゃんが怖いから、
パパは、癇癪をさせないように“した手“に出て逃げることにした。
ママは、なぜ怒るのかその原因を探究することにした。
各々が各々の対応をしながら月日は流れた。
ある日、ママが気づいた。
「といちゃんは空腹だと怒る」
すぐにパパに報告した。
あの時も、あぁあの時も、そうだね、そうだったね、と夫婦で答え合わせができた。
この単純な夫婦は、といちゃんが怒ると物を食べさせるようになった。
食事の時間を一人だけ早めたり、コンビニに走って何か買ったり、出かける際はといちゃん用のおやつをポケットに忍ばせた。
ところが、この夫婦は何も分かっていなかった。
といちゃんの癇癪は、あいかわらず苦手なままだった。
そして、mikanブログ「娘とのコミュニケーション」がアップされた。
ママは声に出して読んだ。
ブログの中の台詞を、パパと一緒に練習した。
準備はできた。といちゃん、いつでもかかって来い。
チャンスはすぐにやって来た。
登園時に、といちゃんが怒り出した。
❶「どうしてイライラしているのか、ママに話してくれない?」
娘「(支離滅裂だけど言いたいことを全部言う)」
❷「そっかー○○○○が嫌だったんだね」
❸「イライラさんは今どれくらい?」
娘「は?」
❶番と❷番はあっていたのに、❸番の台詞「イライラさんは何処にいる?」を間違えた。
そこで咄嗟にアドリブをかました。
「イライラさんがいっちばん怒ってる時が10だとして、イライラさんが消えていなくなったのを0とすると、今、といちゃんのイライラさんは1かな、2かな」
足し算?引き算?もはや何算??
ママの意味不明な数値を受けて、
といちゃんは、
「もうほとんど無い」
と答えた。
私「え?」
娘「ママ、あれ見て!」
私「ね、といちゃん、もうイライラさん0なの?」
娘「そうだよ。ね、ママあそこ!」
電信柱2本分の出来事だった。
いつもなら2丁目分の癇癪なのに。
そもそも登園前の喧嘩は、ほとんど解決したことはなく、そのまま二人で無言登園する朝もあった。
ぜひ言葉を話せるようになったお子さんを子育て中のママに、これをやってほしい!
私は娘が癇癪を起こしら、自分の気持ちばかりを話していた。
思い返すと、娘の最近の口癖は「ママは話を最後まで聞いてくれない」だった。
この口癖がチクチクと、ずっと喉に刺さったままの魚の骨みたいだった。
自分の言いたいことを伝える前に
お子さんの言いたいことを全部言わせて
しっかり聞くことからやってみるといい
その通りです。もし私だったら、私の気持ちを誰かに聞いて欲しいもの。
全身全霊で怒りをぶつけてくる娘。
娘の言いたいことを全部聞いてみたら、彼女の成長を知ることができた。
四頭身で熱く語る姿は、怖い怪物ではなくて、やっぱりかわいい愛娘だった。
しっかり聞く
ただ聞く
これを私はやる。
聞く人と話す人の関係性。
彼女は自分の気持ちを頑張って言葉にする。
頑張って私に伝えようとする。
自分の中の怒りを観察して、それを表現する能力が必要になる。
イライラは、大人でもやっかい。
アンガーマネジメント何て学問が存在するくらいだもの。
娘を大人にするのが私の役割だと思っている。
自分で考えて生きていける人に。
私が彼女の話を聞くことで、
彼女は最強の理解者を得て、
自信がつくことでしょう。
自分を愛してほしい
あなたは怒っていい。
怒りの感情を味わって生きなさい。
今朝初めて、そんな風に思えた。
全力で生きるって素晴らしい
子育てって面白い
2022年5月11日ふみっ記