サンタへの手紙、その2。
上の子に感動していたら、下の子うっかり。
サンタ代行であられる配送業者さんのことを想って
娘には11月中に、サンタへの手紙を書かせていた。
なのに私は、Amazonをポチり忘れた。
娘の といちゃんは、6歳の年長さん。
彼女の本当に欲しいクリスマスプレゼントは、ドレスシューズだった。
・色は薄いブルー
・全面スパンコール
・ヒール付き
「キッズ,フォーマル,ヒール,靴」で検索。
サンタさんが品物を間違えないように、靴のページを印刷した。
「サンタさんへ この(指定した)ヒールの靴をください」
せっかく書いたのに、去年よりも早く手紙を終わらせたことに安堵してしまって、肝心のプレゼント購入ページに進むのを忘れてしまった。
Amazonカートにとどまるドレスシューズ。
あ!!!!っと気づいた時には、
【2023年1月5日以降のお届け】表示に。
おわた
考えろ
考えろ私
頑張れお母さん
代替案
プランB、ウルトラC、SP企画
ぐるぐるぐると考えながら、といちゃんを迎えに行った。
良いアイデアが浮かばないまま園に到着し、よいしょっと娘をママチャリに乗せた瞬間
ぴーんとひらめいた。
ママ「あのさ、ちょっとパパが困ったことになったんだけど」
とい「なぁに」
ママ「キラキラヒールさ、パパがプレゼントしたかたって」
とい「サンタさんの?」
ママ「そう。パパがといちゃんに買ってあげたいのに、サンタさんにお願いしたから、パパちょっと落ち込んでた」
とい「そっかー」
間
私「キラキラヒールじゃなくってさ、他に欲しい物とか無いよね?」
娘「んー」
私「靴とかお洋服とか必要な物は買ってさ、おもちゃとかあんまり買わない物をサンタさんにお願いするのはどう?」
娘「あ!前さ、パパさ、アナのお人形て言ってたよ」
私「アナ雪(ディズニー)のアナ?」
娘「そう、アナのお人形買ってくれるって言ったのに、パパが忘れてるんだよー」
ややこし
私「じゃさ、お人形はサンタさん、靴はパパにお願いしようか」
娘「いいね!」
私「いいよね?」
娘「うん、いい!」
私「よかった〜パパもうれしいね」
娘「電話したら?」
私「パパ?」
娘「だって、かわいそうでしょ」
ママ、パパに電話。
電話口のパパは、何が何やらまったく事情を把握していない。
落ち込むパパを励ます演技をして、すべて解決したように話を持っていった。
疲れた
帰宅したら、といちゃんはスラスラと手紙を書いた。
「サンタさんへ
パパが靴を買ってくれるので
アナのお人形をください♡
といちゃんより」
パパからはLINE
『発注完了 数日中に配送予定』
トナカイも大変だ、ただプレゼントを運べばいいわけではない。
ドレスシューズはすっごく安い品だったのに、うっかりトナカイのせいで高くついてしまった。結果的に、といちゃんは年末年始で2個のプレゼントをもらえる。
サンタにも家計がある。アナは、シーズン1は高いので、シーズン2の方にしてもらった。
サンタがサンタであるために
クリスマスの朝の笑顔のために
家計のために、段取り9割と肝に銘じた。
しかしまたきっと、私が上手にクリスマスを段取れるようになった頃には、娘も息子のようにクリスマスを卒業してしまうのかもしれない。
名誉あるトナカイとして、誓いをたてた。
年1回の本番を肝に銘じ、集中して業務を遂行してまいる所存です。
令和4年冬至
2022年12月23日ふみっ記