2020年7月21日

【まるっとシリーズ②】赤ちゃんの頭の形が気になりますPart.3

こんにちは。

助産師mikanです。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

Part.1で、

絶壁頭や向き癖は、同じ姿勢で長時間寝て過ごすことが原因

 

★布団に仰向けで寝ることは、

頭の変形や向き癖の問題だけでなく、

赤ちゃんにとって不自然な姿勢

 

★寝かせ方のヒントは、子宮の中のいたときの姿勢にある

 

と説明しました。

(Part.1をお読みになっていない方はこちらから)

 

Part.2では、

★歩き始めるまでの赤ちゃんの自然な姿勢は、首からお尻までがCカーブを描けるまんまる姿勢

 

★まんまる姿勢が保つ寝かせ方のポイントは、

・真ん中が凹んでいる寝床を使う

・平らなところでは体ごと横向き

 

と説明しました。

(Part.2をお読みになっていない方はこちらから)

 

 

今回は、

〇腹ばいの時間を増やす

についてです。

 

これまで説明したように、

頭の形や向き癖は、

布団に仰向けの状態で長時間過ごすことが原因なので、その時間を減らすことも有効です。

 

その方法の一つが

腹ばい遊びです。

 

赤ちゃんが起きているとき、

ご機嫌なときに、

積極的に腹ばい遊びをしてみてください。

 

まだ首もすわらないのに、

腹ばいにして大丈夫?

どうやって腹ばいにしたらいい?

など、

初めてだとちょっと怖い気もしますよね。

 

そんなときは、

ママのお胸の上で腹ばいにすることからはじめてみましょう。

ソファなどにリクライニングした姿勢で座って、ママのお胸に赤ちゃんを対面でピッタリ抱いてみましょう。

 

まだ首が不安定なお子さんの場合は、

しっかり首も支えてくださいね。

 

ママに抱かれた状態なら、

初めて腹ばいになる赤ちゃんも

不安なくできると思います。

 

こうやって、

腹ばいの時間を少しずつ増やしていきましょう。

 

腹ばい姿勢は、

頭が床から離れるので、

頭の形がまるく整いやすいですし、

認知・運動面の発達を促す効果もたくさんあります。

(腹ばいの効果や遊び方についてはまた別の機会にお話ししますね)

 

赤ちゃんが腹ばいに慣れてきて、

抱っこじゃない腹ばいができるようになったら、ママも腹ばいになりましょう。

 

ママだけ座っていたら、

赤ちゃんがママを見上げて首が反り返りやすくなります。

だから、

ママも赤ちゃんと向かいあって腹ばいになってください。

大好きなママが目の前にいることで、

赤ちゃんの不安も解消できますし、

「ママと同じ」というだけで赤ちゃんは嬉しいんですよ。

 

もし、

腹ばいにしていて

赤ちゃんが嫌がってしまったら、

終わりにして大丈夫です。

「たくさん腹ばいできたね」

とほめてあげましょう。

 

これは

訓練でもトレーニングでもありません。

赤ちゃんとママが楽しく過ごせる遊びの一つとして、毎日の生活に取り入れていただけると嬉しいです。

 

以上が

腹ばいの時間を増やす

です。

ポイントは、

頭が床から離れるので、

頭の形がまるく整いやすい。

認知・運動面の発達を促す効果もたくさんある。

 

★はじめはママの抱っこから。

慣れてきたらママも腹ばいで向かい合う

 

です。

 

認知・運動面での発達に効果的な

腹ばい遊び。

 

今お子さんがどんなことができていて、

次にどんなことをしたいと思っているのか?

どんな遊びが楽しいのか?

…など、

お子さんの気持ちや発達段階に合わせた

遊び方を知るともっと楽しくなりますよ。

 

お子さんの様子をしっかり観察して

「これ楽しい♪」

「次はこんなことやってみたい」

を見つけて、

親子で楽しい時間を過ごしてくださいね。

 

0歳児の発達あそびでは

お子さんの「楽しい」「やってみたい」

を見つけるヒントもお伝えしています。

よかったら遊びにきてくださいね。

 

さて、次回は

いよいよシリーズ最終回

〇尖っているところを優しく触る

についてお伝えいたします。

 

それでは、

今日も素敵な一日をお過ごしください♪

投稿者:助産師mikan

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