2020年7月16日

【まるっとシリーズ②】赤ちゃんの頭の形が気になりますPart.1

こんにちは。

助産師mikanです。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

私は、

区の赤ちゃん訪問で、

2~3か月の赤ちゃんを訪問しています。

 

そこで、

ママたちから

「赤ちゃんの頭の形が気になります」

「帝王切開だったから頭の形は良かったのに、今は…」
「私も絶壁だから仕方ないのでしょうか?」

…など、

赤ちゃんの頭の形を心配する声を聴くことがあります。

私は

「寝かせ方を工夫したり、腹ばいの時間を増やしたり、尖っているところを優しく触ってあげるとよくなりますよ」

とお話しています。

 

そうなんです!

頭の形はよくすることができるんです

今回は、頭の形がなぜ変わってしまうのか?

どうしたらまるくすることができるのか?

について説明していきます。

 

頭をまるく育てるポイントは、

〇寝かせ方を工夫する

〇腹ばいの時間を増やす

〇尖っているところを優しく触る

です。

 

ひとつずつ説明していきますね。

まずは、

〇寝かせ方を工夫する

についてです。

生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、

とっても柔らかくできています。

これは、
生まれる時に
狭い産道を通りやすくするため。

 

「狭すぎてこのままでは通りにくい!」

というときに、

産道に合わせて、

頭の形を変えながら生まれてくるのです。

 

みなさんのお子さんも、

生まれたばかりの時に、

頭の形がいびつだったりしていませんでしたか?

これは、頑張って産道を通ってきた証です。

 

一方、

帝王切開で生まれると、

狭い産道を通らないので、

頭はまんまるな状態で生まれてきます。

 

しかし、

大事なのはそのあと。

 

7~8か月ころまでは、

頭が柔らかい状態が続くのです。

なので、

過ごす環境によって、

頭の変形が起こりやすいのです。

 

頭の形が変わってしまう原因は、

ずばり!

赤ちゃんの過ごし方、寝かせ方にあります

 

赤ちゃんを寝かせるとき、

布団に仰向けの状態で寝かせている方が多いと思いますが、

この寝かせ方で本当に大丈夫でしょうか?

 

実は、

首がすわっていない赤ちゃんが

布団に仰向けの状態で長時間過ごすことで、

赤ちゃん自身の頭の重みで

後頭部がペタンコに押しつぶされてしまうのです。

これがいわゆる絶壁頭。

 

左右どちらかに首を向けて寝かせている方もいると思いますが、

同じ方向ばかりを長時間向いていると、

下側になったお顔の側面がペタンコになります。

せっかくの可愛いお顔も、

気づいたら歪んでいた!

なんてことも…。

さらに、

お顔は横向きで体は上向きといった姿勢では

体が捻じれたり、

向き癖ができたりする原因にもなってしまいます。

 

そう、

絶壁頭や向き癖の原因は、

長時間同じ姿勢で過ごすことなんです

 

寝返りができるようになれば、

自分で姿勢を変えることもできるようになりますが、

まだ寝返りができない時期は、
赤ちゃんが「姿勢を変えたい」と思っても

自分でどうすることもできません。

 

首回りの筋力がついてくると、
心地よい姿勢を求めて、

自分で頭を左右に振り始めたりします。
ただ、

左右に首を振ることで、

後頭部に摩擦が生じて、

髪の毛が薄くなることがあります。

後頭部が薄くなっている赤ちゃんは、

頭の位置を変えようとして、

首を振って頑張っていたのかもしれません。

 

ここまで読んでお気づきの方もいるかと思いますが、

布団に仰向けで寝ることは、

頭の変形や向き癖の問題だけでなく、

赤ちゃんにとって不自然な姿勢なのです。

 

ではどうやって寝かせたらいいの?

と疑問に思いますよね。

 

ヒントは、

子宮の中のいたときの姿勢にあります。

 

 

続きは、

 

次回のブログでお伝えします。

 

 

それでは、

今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。

 

 

 


関連記事

【助産師mikanがっと解決!】

「赤ちゃんがお水を飲んでくれません」

のブログ記事はこちら

 

今だからこそ、こちらも必読!!

赤ちゃんのための感染予防①

赤ちゃんのための感染予防②

赤ちゃんのための感染予防③

赤ちゃんのための感染予防④

赤ちゃんのための感染予防⑤

投稿者:助産師mikan

TOP