もう息子のことジーニアスって呼ぼうかな。
うちのジーニアスは私をいつも励ましてくれる。
その日、私は失敗した。
(と彼は思っている)
ハンバーグカレーを食卓に出したら、彼に「違う」と言われた。
は?
腑に落ちないけれど、食べてくれぬならばと、仕方なくハンバーグとカレーを分けた。
ぶ然とした私を彼は励ました。
大丈夫だよママ、
「失敗を頭をつかってまとめること」だよ。
は?
笑いをこらえつつ、名言をメモした。
しっぱいをあたまをつかってまとめること
ジーニアスがベビージーニアスだった頃、離乳食をちっとも食べなかった。しかも私は料理が苦手。ダブルパンチ。
料理は苦行になり、台所も嫌いになり、陥っちゃう自己否定。その頃はよく「息子は偏食くんなんですぅ」と自嘲していた。
当時まだ、みかん先生がスイミー講師をされていなかったので、肩の力が抜ける離乳食講座ももちろんなくて、彼女のブログもなくて、私が駆け込める寺もなくて、、、
先日、みかん先生の離乳食講座の録画を編集したら、大変に面白くって!編集作業そっちのけで見入ってしまった。
格闘したあの日の苦しさ悔しさ不安と怒りが原動力になって、今こうしてスイミースタッフをやっているのだなぁ、と再確認できた。
時を戻そう♪
うちのジーニアス
ハンバーグカレーのカレーは、レトルトだった。
確かその日は大人メニューで作りたいものがあったので、子どもメニューを手抜きした。
栄養が心配だったので、作り置きの手作りハンバーグをカレーの上に乗せることにした。
すりおろした人参を入れているから、我が家のハンバーグはほんのり赤い。さらに、ブロッコリーの芯をみじん切りにして入れ、さらに、パン粉が無かったので「おからパウダー」で繋いだ。
もはやハンバーグなのかな、これは?
栄養と愛情の塊肉。
ハンバーグとカレーを別々のお皿に取り分けたら、ジーニアスは「美味い美味い」とバクバクあっと言う間に平らげた。
口の周りはソースまみれ。
それを拭き取るのは、つい最近まで私の役目だったけれど、天才はもう6歳。
自分で自分の口をティッシュ1枚で拭いて、そのティッシュを丸めてゴミ箱に捨てることができる。
彼がもっと成長して、ハンバーグカレーの存在を知った時、あの日の母は失敗していなかった、と気づいてくれるかなぁ。
渋谷のココイチの看板を見て、あ!っとなり、電話をかけて来てくれるかなぁ。と妄想どんどん。ふふふ
ハンバーグカレーを成長の目安にした。
私は彼にハンバーグカレーをまだ教えないでとっておく。
彼の成長は私の楽しみでもある。
2021年3月25日ふみっ記