2020年7月23日

【まるっとシリーズ②】赤ちゃんの頭の形が気になりますPart.4

こんにちは。

助産師mikanです。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

Part.1で、

絶壁頭や向き癖は、同じ姿勢で長時間寝て過ごすことが原因

 

★布団に仰向けで寝ることは、

頭の変形や向き癖の問題だけでなく、
赤ちゃんにとって不自然な姿勢

 

★寝かせ方のヒントは、子宮の中のいたときの姿勢にある

 

と説明しました。

Part.1をお読みになっていない方はこちらから)

 

Part.2では、

★歩き始めるまでの赤ちゃんの自然な姿勢は、首からお尻までがCカーブを描けるまんまる姿勢

 

★まんまる姿勢が保つ寝かせ方のポイントは、

・真ん中が凹んでいる寝床を使う

・平らなところでは体ごと横向き

 

と説明しました。

Part.2をお読みになっていない方はこちらから)

 

Part.3では、

腹ばい姿勢は、頭が床から離れるので、

頭の形がまるく整いやすく、

認知・運動面の発達を促す効果もたくさんある

 

と説明しました。

Part.3をお読みになっていない方はこちらから)

 

今回は、いよいよシリーズ最終回!

〇尖っているところを優しく触る

について説明します。

 

Part.1で、

7~8か月ころまでは、

頭は柔らかい状態が続くので、

過ごす環境によって、

頭の変形が起こりやすい

と説明しました。

 

これは、

7~8か月ころまでは、

まるく整えやすいということでもあります。

 

それ以降でも、

整えることができる場合もありますが、

1~1歳6ヶ月頃になると

頭の形状はある程度

定まってくると言われています。

なので、

できるだけ早く

ケアを始められるといいですね。

 

実は、

頭の形は、

見た目だけの問題だけではなく、

その後の姿勢発達、運動発達にも関わってくると言われています。

 

最近の子どもたちの中には、

まっすぐに走れない子や、

でんぐり返しが上手にできない子がいます。

転んでも手が出ずに顔に怪我をしたり、

中には肩こりがひどい子もいるのですが…

 

これらはすべて

頭の形が関係しているかもしれないのです。

 

頭の形が変形していると、

頭の重心は真ん中を保てず、

体の軸が傾きやすくなります。

体の軸がまっすぐでないので、

まっすぐ走ることが難しくなるんです。

 

また、

頭の重心が真ん中でないと、

頭を支えている首や肩にも余計な負担がかかって、肩こりや腰痛も起こりやすくなってしまいます。

 

え?

赤ちゃんなのに、肩こり?腰痛?

と思われる方もいると思いますが、

 

赤ちゃんでも

体は凝るんです!

 

大人と同じで、

不自然な姿勢で長時間過ごしていると

筋肉が固くなってしまうのです。

 

だからこそ、

お子さんの自然な姿勢を知り、

不自然な姿勢で過ごさないこと、

頭の形を整えて、

体の軸をまっすぐ育てること

が大切なんです!

 

 

ということで、

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、

 

今回は、

頭の形を整えるケアについて

お伝えします。

 

頭の形が丸くない場合、

どこかに尖っているところがあると思います。

 

尖っているところは、

皮膚が集まって固くなっています。

 

そこを優しく触れてほぐすことで

ふわ~と皮膚が広がっていき、

尖がりを小さくしていくことが期待されます。

 

触れる圧は、赤ちゃんの髪の毛が動くか動かないかくらい。

赤ちゃんに気づかれたら強すぎます。

触っているか触っていないかわからないくらいの圧がちょうどいいのです。

 

あともう一つの方法として、

手で直接触るのではなく、

布で頭を覆う方法もあります。

 

こんな感じで、

マトリョーシカのように、

おひなまきで頭ごと包んであげる方法もあります。

 

これだと、

常に適度な圧で頭をホールドすることができます。

寝ているときは、こんな方法もおすすめです。

 

 

以上が、

尖っているところを優しく触る

でした。

 

いずれの方法も、

一朝一夕にはいきませんが
意識して続けていくことで

必ず効果は出てきます。

 

これであっているのかな?

と不安に感じたら

いつでもご相談くださいね。

 

 

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お子さんの健やかな成長発達を

心から願っています。

投稿者:助産師mikan

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