
2020年8月21日
2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう
このブログは2020年5月31日の記事です。
重要なので、再び掲載しています。
こんにちは、助産師mikanです。
緊急事態宣言が解除され、徐々に日常が戻りつつありますね。
少しずつ外出の機会も増えてきて、お子さんの感染対策が心配になったりしていませんか?
大人と同じようにマスクを着けてほしいけど、
なかなか着けてくれない!
すぐにはずしてしまう!
そんなこともあるかもしれません。
でも、そのマスクって本当に必要???
日本小児科学会から、2歳未満のマスク使用に関して注意喚起が出されました。
写真は、日本小児科学会が発行したポスターの一部です。
ポスターにはこうあります。
乳児のマスク使用ではとても心配なことがあります。
・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる
・マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まる
・マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる
・顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れるなど乳児に対する影響が心配されます。
★世界の新型コロナウイルス小児感染症からつぎのような点がわかってきました。
・子どもが感染することは少なく、ほとんどが同居する家族からの感染である
・子どもの重症例はきわめて少ない
・学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生はほとんどない
・感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれです。
子どもの新型コロナウイルス感染症は今のところ心配が少ないようです。
2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう
※2歳以上の子どもが人と接する外出をするときはマスク使用を薦めるが、2歳未満の子どもは窒息の恐れがあるため使用しないでください。
(2020年5月25日 公益社団法人 日本小児科医会)
2歳未満の子供にマスクは不要、むしろ危険であると警告しています。
では、2歳未満の感染対策はどうしたらいいの?
と不安に感じる方もいるかもしれません。
まだ小さいお子さんの場合、手洗いも上手にできないですよね。
アルコール消毒では手が荒れてしまう心配もあります。
そんなときは、濡れたタオルでしっかり拭くだけでも大丈夫です。
拭き取るだけでもウイルス量を減らす効果はあります。
そして、もっと大事なのは親がしっかり手洗いをすることです。
感染経路としては、「子どもから親」よりも「親から子ども」の方がずっと多いと言われています。
なので、親が基本的な感染対策をすることが大事です。
ただ、対策のしすぎや気にしすぎも心が疲れてしまう原因になります。
親があまりにも心配していると、お子さんを不安にさせてしまうこともありますよね。
なので、「基本的なことをほどほどにやる」を心がけると良いのかな、私は思います。
赤ちゃんのための感染予防について、シリーズでブログに掲載しています。
ぜひ、この機会にもう一度、お読みいただけるとうれしいです。
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また皆さんにリアルでお会いできるのを楽しみにしております。
投稿者:助産師mikan